鈴鹿カルチャーステーション便り(片山 弘子:MailNews 2012年4月号)

※ この記事は、KIESS MailNews 2012年4月号に掲載したものです。

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プレゼントし合って暮らす

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街のはたけ公園にぶどうの苗が植わりました。葡萄栽培好きなYさん,果樹は野菜以上に土が肝心と相当深く掘り返して作業していました。普段の暮らしでは,お金があれば好きなものが手に入る,安心が保障されたように思いますが,スーパーなど店先の品も他の人の行為が無数に重なって届けられていることや,お金があっても人が繋がらなければ何も手に入らないことにふと気づいたりします。

 

コミュニティ通貨・リンカ

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毎朝,早朝収穫された竹の子,はたけ公園からは朝どり野菜が,鈴鹿カルチャーステーション近くのリンカショップに届けられています。潮干狩り帰りの人からはアサリも届き,店番のいない店先は何やかやと賑やかです。リンカ会員も法人が16,個人会員が135名になって,毎日のようにメーリングリストには会員からお知らせが届き,少しずつコミュニティ通貨らしくなってきました。最近は,リンカのやり取りに関係なく,春休みの子どもたち向けに大根引き体験を募集する地元農家の人や,その大根を店先に届ける人など,自由な活動が続いています。リンカショップ2階に日用品や家具のコーナーも出来て,SCSでも子どもコーナー用の冷蔵庫,道具入れなどゲット!!

 

子どもたち,里山で柴刈り体験・炭焼き体験

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おじいさんは山に「しばかり」に,と昔話で読むけれど,柴刈初挑戦に15人が集合。里山のおじさんに作ってもらった背負子で,何往復も運んで大喜びでした。その薪で炭を焼こうとしたところが焼きすぎて大半炭を通り越して燃えちゃったり!?でも子ども達は大満足。

 

三重しぜん文化祭in鈴鹿で展示と発表

鈴鹿市制70周年を記念した事業に協力することになり,鈴鹿循環共生パーティーの里山整備と,ダンボール生ごみコンポストの仲間作り活動,一日てっらこやの子どもたちの体験活動を紹介しました。

 

学び舎の始業式『主体的に創る,主体的に楽しめる人』

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『主体的に創る,主体的に楽しめる人』を一緒に育てていこうと,4月1日に関心のある人たちで始業式を開催。父兄ばかりでなく鈴鹿市四日市市から10名の初参加者も交えて一緒に懇談会。考えあう経過,その大事さを感じる一日でした。

 

(かたやま ひろこ:鈴鹿カルチャーステーション理事)

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