三田自然エネルギー勉強会(佐藤 秀一:MailNews 2015年1月号)

※ この記事は、KIESS MailNews 2015年1月号に掲載したものです。

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里野山家(さとのやまが)では地域おこしの一環として、KIESS主催の自然エネルギー勉強会を始めました。当面の対象は地区長と相談した結果、里野山家のある三田市酒井地区の住民58軒とし、案内チラシを地区内の回覧と一緒に配布して貰える事になりました。昨秋から3回開催しましたので報告します。

 

第1回 太陽光発電勉強会

開催日:平成26年11月16日

この勉強会は地域でのエネルギー地産地消を目指して、住民自身の出来る事を皆で考える出発点としたいと考えて企画しました。

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始めにKIESS研究員岩川氏から「自然エネルギーの重要性」と題して講演を行いました。分かりやすい内容で好評でした。次に里野山家の倉庫屋根に設置している太陽光発電設備の参観を行い、実設備がどんなものかを把握してもらいました。最後にこの設備を施工した会社の牧野氏から設備内容や設置費用や売電による費用回収について一般的な説明を行いました。

受講者は中高年の男性8人と女性4人で予想を大きく超えていましたが、今後どのように継続して行くかが課題です。

 

第2回 ロケットコンロ製作講習会

開催日:平成26年12月21日

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楽しく製作中

第1回に参加された女性陣から里野山家でご飯炊きや料理に使っているロケットコンロを見て早く作りたいとの提案があり、第2回として講習会を開催しました。ロケットコンロは災害時にも持ち運びが容易な竈として役立つもので、地域に何台か有ると頼もしいので普及を進めています。

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わいわいご飯炊き

製作は昼食を挟んで約4時間で実施しました。地域の男性2人と岩川氏が挑戦しました。今回は5箇所の改良を加えて作って貰いました(うち一つは効果無しでしたが)。参加者の一人は大工さんで上手に完成され、年末の餅つきではもち米を蒸すのに大活躍したそうです。

昼食はロケットコンロと羽釜で炊いたご飯で作ったお握りとおでんと粕汁で盛り上がりました。

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岩川氏コンロ火入れ式

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作品を前にして

第3回 ミニ太陽光発電装置製作講習会

開催日:平成27年1月18日

昨秋仙台でのジョイントセミナーに参加された東日本大震災被災者の方々からKIESSのミニ太陽光発電装置が注目されました。携帯電話などの充電や手元照明に重宝しそうです。そこで阪神淡路大震災20年を迎えたこの時期にこのミニ太陽光発電装置の講習会を催しました。

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うーん、難しいなぁ…

参加者は女性4名と中学生1名(体の不自由な女性の代理製作)でした。電線と端子の圧着に苦労されたり、絶縁チューブの嵌め忘れでやり直したり苦労されていましたが無事完成されました。

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やっとできたぁ!

昼食は釜焚きご飯と鯛しゃぶと常夜鍋(ほうれん草と豚肉)の献立で、地区のお寺の奥さん親子も加わり賑やかでした。

その後コントローラースイッチの押し間違いや端子からの電線の抜け等の問い合わせがありましたが、皆さん上手く使っておられるようです。ある人はご主人から「ええ玩具が手に入ったなあ」と言われながらも携帯充電の他、部屋の暗い所を照らしたりして活用されています。また別の人はLEDランプが10時間点く事を確認されたり楽しんでおられます。使ってみての感想や新たな用途等の意見交換茶話会を是非開く予定です。

(さとう しゅういち:KIESS事務局・里野山家主宰)

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