里野山家だより(佐藤 秀一:MailNews 2016年6月号)

※ この記事は、KIESS MailNews 2016年6月号に掲載したものです。

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中国からの客人

平成28年4月12,13日

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KIESS会員の河口氏が引率して、中国から3人の若い女性が里野山家に来訪しました。初めての来日でしたが、田舎生活体験が希望でした。里山を満喫して帰られました。

 

皮むきかんばつフェスタ

開催日:平成28年5月22日

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一般社団法人「日本熊森協会」との共催で行いました。皮むき間伐は普通は奥山で行われる間伐方法ですが、子どもでも簡単に出来るので子ども達への環境教育として里の近くで開催しました。場所はお隣の方の好意で里野山家近くの杉檜林を使わせてもらいました。午後は全員で「森の紙芝居」を鑑賞後、工作組と皮むき組に分かれて楽しみました。里野山家の管理林以外で地域の方から活動場所の提供を受けたことは、とても大きい事だと思います。

 

NHK番組「えぇトコ」撮影

開催日:平成28年5月22,24,25日

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神戸新聞に載った記事が元で番組に取り上げられました。里山を広く知らせたくて撮影に応じました。
皮むきかんばつフェスタと重なり応対が大変でしたが、近所の奥さん方が助っ人で来てくれて大助かりでした。

 

高平郷づくり協議会主催 アマゴ・ニジマスつかみ取り大会に協力

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つかみ取り大会は好転に恵まれ、地元や街から約100人が参加し盛況でした。子ども達は川に入り大はしゃぎでした。
「里野山家」会員と家族9人がスタッフ等として参加し、地元の人たちと交流して多いに楽しみました。

 

山林整備

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里野山家裏山の檜林はほぼ伐採を終わりました。人力で搬出した木材は一部、地域の自治会の行事で販売される椅子やベンチの材料となります。それらの木材の皮むきや製材、製作の応援を頼まれました。こうした事も地域に根差した活動の第一歩だと思われます。伐採木の残りは地元の三田チップ社によってパルプやバイオマス発電に流れていきます。伐採木の流れを作るということは画期的なことのようです。
一方、伐採跡は切り株と伐採木を利用した土止め、岩止めをした後、コナラ、クヌギを主にした落葉広葉樹の植栽に移ります。里山林の復活を目指します。植えたい木は上記の他山桜、ヤマモモ等花や果実が楽しめるもの、低木ではコバノミツバツツジ、石楠花等を計画しています。植樹は近隣や街の子ども達を集めて行います。これらの費用を捻出するために県の「北摂里山魅力作り応援事業の助成金を申請しています。

(さとう しゅういち:KIESS事務局・NPO法人里野山家代表)

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